〔開催レポート〕ファスナー専門家とミシンでリユース布バッグ in善光寺大門まるけ

善光寺大門まるけ、ぎふのふコラボ。
3月の空も晴れて、市場は今月も、朝から賑わいを見せていました。
今日は、岐阜善光寺の弘法堂ホールで開催。
いつものお堂、でも今回は、階段を、下ります。
今回は、

布とファスナーのプロフェッショナル
かせむらみえ 氏

の 手ほどきで、電動ミシンを使って、

ユニバーサルデザイン(UD)のファスナー付き・
ミニバッグを作る企画。

ユニバーサルデザインと一口にいってもいろいろありますが、
今回は、「光るファスナー(再帰反射型)」と、弱い握力でも開けられる「カニさんファスナー」。

今回の講師、かせむらみえ氏は、それらのファスナーを、
世界シェアもトップクラスに入る日本のファスナー会社・YKK社とともに共同開発された研究者。
もちろん、岐阜の方です!

そんな、かせむら氏より、直々に、ファスナーの取り付け方の作業指導込みで、
ファスナー現物をご提供いただいて! のワークショップは、知るひとぞ知る、感のたまらない、
かなりのお値打ち価格となっておりました。(あとから言ってすみません)


そしてもちろん、

布は、持ち込み推奨! リユース布!で。

ご参加は、予約おふたりに、飛び入りおふたりの、計4名となりましたよ!
少人数で、ミッチリ。
見本を見て、
ファスナーを選んで。
採寸して、
切って、
接着芯と合わせて、
アイロンをあてて。接着芯のアイロンのあて方、プチ講座。
ファスナーの位置を決めたら、しつけ縫いをして。
ミシンで縫っていきます。
 
ここまでの工程も、結構もりだくさんでしたが、
ミシンがけでも気をつけるところが、いろいろ盛りだくさん!
途中でランチタイムもはさみながら。
はじめましてでも、話がはずむ、はずむ。
0歳のベビさんも、輪の中に参加。
ランチ後に再開し、(その前の、たわむれ。)
みなさん、それぞれの工程で、作業は追い込みに。
みなさん、ファスナーまで取り付けたところで、
お時間がきてしまいました!
(ひとまず、できたところまでを、撮影。)

ぎふのふは、記録係。
▼ ・・・その後、参加者の方より、ご帰宅後に縫い上げたショットをお送りいただきました! 水中のカニさん。宮沢賢治・クラムボンの世界観とのこと! カプカプ笑ってるよ!
作製のようす。ベビさん連れでも!
ぎふのふも、みえ先生のお手伝い役に回ったり、
その他、せっせと記録係にいそしむ。
様子見に、お立ち寄りいただいた方も!
(つい先日、針金造形アーテイストの橋さんにつくってもらった、
「ぎふのふ」ワイヤーも、密かに飾っていました)
/// Special Thanks ///
稼働したミシン3台(+待機ミシン1台)は、
長良福光の白木ミシンさんにお借りしました。
/// Special Thanks ///
そして、錆びついていた裁ちばさみは、おなじくまるけに御出店されていた、
すえたけ刃研ぎ工房さんで、研いでもらいました。
あれだけ錆びていたのが、キレッキレの切れ味に。

▼リハーサル時の、写真ズ。ざざざーっといきます。
リハーサルでは、こんなバッグもできちゃいました。


今回は、「善光寺大門まるけ」初出店から、ちょうど一年。

はじめての出店も、リユース布をつかった裂き織りワークショップ企画でした。
 (割いた布でランチョンマット作ったりしました!)

そして、会場も、おんなじ弘法堂ホール。
<1年前の、裂き織りワークショップ風景>

あのときの裂き織りワークショップの奔放さ(!)に目をつけてくれた
当時のご住職・秀晃さんから、声かけてもらったのがきっかけで、
ぎふのふ史上伝説となった「のぼりto布ぞうり」のワークショップが生まれたのでした。

ぎふのふにとっては、ここが、出張ワークショップの原点であり、はじまりの場所。

晴れてても雨が降っても心地よい空気の流れるこの場所で、
たくさんのひとに出会い、何度も笑顔の写真をとって、
うれしくなったあのときも、かなしくなったあのときも、
いつでも無条件の楽しさと優しさを全身にひしひしと感じながら、ここまでやってきました。

これから先も、めぐる季節の度ごとに、この場所へ何度でも帰ってくるでしょう。

その度に、言葉にはしなくても、きっと思うと思うのです、
ただいま。
ただいま、戻りました。こちらも元気でやってます。と。

(A)

ぎふのふ//サステナブルアートジャパンbyぎふのふ

つづけたい人へ、ずっとつづく環境を。 ぎふにきて、ぎふでこそ体験・体感したい、クラフト系ワークショップやアート系フィールドワークを、ぎふの職人やアーティストとともに。