「晴天御礼」!
...とでもいいたくなるような、青空と新緑の景色に囲まれて、
今月のまるけも、10時すぎには大賑わい。
いつもの御護摩焚きと読経(の時間の、ご住職によるロックなバチさばき)に魂を打ち震わせたら、
ゆかいな、ぎふのふワークショップのはじまりです!
<のぼりtoぞうりプロジェクト>
第二回 布ぞうり作りワークショップ。
周りのみなさまのあたたかい眼差しに支えられ、おかげさまで、第二回をむかえました。
今月も、善光寺の"隠れパワースポット・弘法堂"で。
「講師のいないワークショップ」
3冊の種類の違う、つくりかたの本と、色とりどりののぼりを、中央に置いて。
飛入りOK、中座もOKの、出入り自由なワークショップ。
はじめて入ってこられたお客様でも、主旨を説明すると、
みなさん、ぞうりの色をちゃっと決めて、ささっと本を開いて、早速のぼりを裂きはじめます。
「初心者は、片足分を作るのに、3時間かかる」
ワークショップが開かれている時間は、11〜14時までの三時間。
・・・ってことは、1足も仕上がらないですよね?
という壁を、みごとに克服されたのは、華麗なチームワークを披露してくださったご夫婦。
おひとり片足づつ編みあげて、一足にしてお持ち帰りいただきました!
さらに!
途中からご参加いただいたお母さんは、ミニサイズを片足分、ちゃっと仕上げました!
サイズが小さければ、半分の時間でできるのかも!?
「余裕」のおかげで、できる挑戦。
とある参加者の方は、
「ちょっと小さくなりすぎちゃった! 金魚にする!」
といって、それまで作っていたぞうりを、ちゃちゃっと金魚に作りかえられました。
ある程度、時間や素材、そして心にも、「余裕」があるからできること。
こんな遊びがあるのってイイなと、つくづく思います。
カワイイ金魚。 そして、その柔軟なセンス、あっぱれです。
ぎふのふ は、表現者を支えたい。
そんな想いが、根底にあります。
──表現者が、アイデアをカタチにしていける、
それを支える「余裕」を、どう作り出すか──
それが、ぎふのふの挑戦です。
いまのご時世、誰がつくっても安定感ある、出来上がりに見栄えのする素材を調達して提供するのが、ワークショップを企画する者の務めかもしれません。
でもここは、表現者のための、ウォーミングアップの場。
すでにその場にあるもので、 自分の手で、自分だけのカタチを作り上げるような、自由でオリジナルな面白さを楽しみたい。
だから、あえて、リユース素材を使い、やりたいことだけやるスタイル。
◆参加者の声
「(巷で売っているような)”織り物の良し悪し”の違いは、こういうところなんだろうな、というのがわかりました」
それなりのものは、やはりそれなりの技術で、それなりに作りこまれている。
「知る」、というのもひとつの前進。
それは、「モノを見る目が肥える」、ということ。
自ら選んでいく力が、ついていく、ということだと思います。
のぼりto布ぞうりプロジェクト、着々とカタチになってきました。
それも、どうやら、布ぞうりを作るだけのワークショップではないようですよ。
(A)
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